自給自足のシェアリングで棚田の未来を築くコミュニティ
日本の四季折々の風景の中で、「棚田」という特別な存在が私たちに豊かな収穫と風景を提供してきました。しかしながら、現代の変化の中で、その美しさが徐々に失われつつあります。私たちは、自給自足のシェアリングの精神で、これを次の世代に継承する新しいアプローチを模索しています。
この挑戦を形にするために、私たちは『ミライステラス(ミ・ライステラス)』を立ち上げました。この名は『未来(ミライ)』と『ライステラス(Rice Terrace=棚田)』の組み合わせから生まれ、未来の棚田を共に築く仲間たちへの呼びかけです。
ミライステラスは、ただの農地ではありません。ここは、自給自足のシェアリングを実践するコミュニティの拠点で、人々が知識や技術を共有し、心を通わせる場所です。地域と共生し、持続可能な方法で棚田を守りつつ、新しい価値を生み出しています。
『ミライステラス』の取り組みは、人々と自然が調和する新しい農業の形を追求しています。技術や流行に左右されない、真のコミュニティベースの農業で、棚田の未来を刷新しています。
私たちと一緒に、この新しい未来を築いてみませんか?ミライステラスの一員として、共に棚田を守りながら新しい価値を創出する仲間をお待ちしています。
「自給自足のシェアリングとは」
自給自足のシェアリングは、伝統的な自給自足の概念と現代のシェアリングエコノミーを融合させた新しい取り組みです。伝統的な自給自足は、自らの力で食料や生活必需品を生産し、外部依存を最小限に抑える生活スタイルを意味します。これに対し、シェアリングエコノミーは物、サービス、知識を共有することで、持続可能で効率的な消費を実現する現代の経済的な活動です。
このシェアリングのコンセプトの核心には、持続可能な生活をコミュニティ間で共有し、生活の質を向上させるという思想があります。伝統的な自給自足だけでなく、シェアリングエコノミーの手法を採用することにより、コミュニティ全体が資源や知識を効率よく共有し、一人一人が持続可能で豊かな生活を実現することを目指しています。
具体的な実践方法としては:
- 共有田畑の活用:コミュニティのメンバー同士で田畑を共有し、生産したお米や野菜、果物をシェアし、新鮮かつ安全な食材の提供を実現。
- 知識の交換会:農業や家庭菜園に関する知識を持つ者が、ワークショップを開催し、スキルや知識の共有を促進。
- ツールの共有:高価な機材や家庭用品を共同で購入・共有し、効率的に資源を使用。
- バーターシステムの導入:手作りの商品や食材を直接交換することで、金銭の介入を避け、必要なものを確保。
- 共同購入:コミュニティのメンバーとともに、食材や日用品を大量購入し、コストを削減。
これらの取り組みを通して、自給自足のシェアリングはコミュニティ全体の持続可能な発展のための有力な方法として位置づけられています。
具体的な取り組み

共有田畑と未来の創造
かつて、棚田は農業の中心として、私たちの食生活を支えてきました。しかし、現代の棚田は、様々な課題に立ち向かわざるを得ません。害虫の増加はその一例であり、私たちも時折、農薬を使用せざるを得ない場面に直面しています。しかし、私たちの真の目標は、自然との調和を求める「自給自足のシェアリング」です。
共有田畑のプロジェクトは、この目標を現実のものとするための取り組みです。私たちは、地域の仲間や遠くからのサポーターと共に、この棚田を再生させています。古くからの知識と新しい技術を組み合わせ、ホタルが舞い、絶滅危惧種のタガメが生息するような環境を再生しました。
ミライステラスの畑では、お米を中心に、季節ごとに様々な野菜を栽培しています。参加者たちは、自分たちで苗を植え、育て、収穫することで、食の大切さや自然とのつながりを実感しています。収穫の際の喜びや、自分たちで育てた作物の味わいは、言葉で表せないほどのものです。
この取り組みを通じて、私たちは「食」を中心に、新しい形のコミュニティを形成しています。農作業を通じて得られる経験や学び、そして作物の恵みを、参加者全員で共有することで、新しい形の自給自足の価値を創出しています。
この共有田畑の取り組みは、単なる農業ではなく、新しい時代の自給自足の形を模索し、実践している私たちの物語です。

ミライステラスの学びと交流
ミライステラスのコミュニティは、多様なバックグラウンドを持つ人々の集まりです。それぞれの経験や知識、スキルが交差する場所で、新しいアイデアや学びが生まれるのは当然のこと。私たちは、この共同体が持つ無限の可能性を最大限に引き出すためのプラットフォームを提供しています。
家庭菜園を始めるための基本から、農業の専門知識、さらには山や海、生き物との深い関わり方まで、会員の皆さんがもつ様々な知識を共有するセミナーやワークショップを定期的に開催しています。そして、それは数字や技術だけではなく、生活の中での経験や感じたこと、考えたことも含まれます。
私たちが特に大切にしているのは、好奇心を持って学ぶ姿勢。ミライステラスでは、自然豊かな棚田を活かしたBBQや薪割り、竹や木材を使ったモノづくりなどのアクティビティを通じて、五感をフルに使いながら、コミュニティのメンバーから直接学べる環境を提供しています。
このコミュニティに参加することで、あなたも自分の経験や知識を他のメンバーと共有することができます。そして、他のメンバーからも新しい視点やアイディアを受け取ることができるでしょう。互いに学び、成長し合うこの場所で、新しい知識や経験、そして絆を築いていきましょう。

共有するツールで強まる絆
ミライステラスでは、知識や経験だけではなく、実際のツールや道具の共有も積極的に行っています。特に、私たちの棚田では農作業に欠かせないクワや鎌、スコップなどの農機具が置かれており、これらはコミュニティの参加者全員が自由に使うことができます。これにより、初心者でも気軽に農作業を体験することができ、経験者は自分の道具を持ち運ぶ手間を省くことができます。
また、ミライステラスでは、自然とのふれあいを大切にしています。そのため、テントや椅子、そしてBBQセットなどのアウトドア用品もコミュニティ内で共有しています。これにより、参加者は自然の中でのレクリエーションを十分に楽しむことができます。
これらのツールや道具の共有は、コミュニティの絆をさらに強化する役割も果たしています。使った後はきちんと整理整頓し、次に使う人のことを思いやる心が求められます。このような小さな行動を通じて、ミライステラスのコミュニティは互いに信頼と協力の精神で結ばれています。
私たちミライステラスは、共有することで新しい価値を生み出し、一緒に持続可能な未来を築いていきたいと考えています。

バーターシステムで深まるコミュニティの絆
ミライステラスでは、単にモノやサービスを購入するのではなく、互いの持っている資源やスキルを交換する「バーターシステム」を導入しています。このシステムは、金銭を介さずに直接的な価値交換を行うことで、参加者同士の繋がりや絆を強化する目的で始められました。
例えば、このシステムを通じて、多様な価値観念が広がり、異なるバックグラウンドや専門知識を持つ人々が繋がることができます。例えば、農作業のスキルを持つ者は、別のメンバーの持つ料理や木工のスキルと交換することができるのです。また、教育やアート、音楽など、さまざまな分野でのスキルも交換の対象となります。
さらに、ミライステラスのバーターシステムは、コミュニティの持続性を高める要素としても注目されています。金銭的な取引が主ではないため、経済的な変動や困難な時期でも、コミュニティの結束は保たれ、支え合う文化が育てられます。
このようにバーターシステムを通じて、ミライステラスのコミュニティ内では多様な価値やリソースが循環しています。このバーターシステムは、資源を最大限に活用し、無駄を減少させるとともに、参加者間の相互依存関係を強化します。それは、単なる物の交換ではなく、経験や知識、感じる喜びや共感を交換することを意味します。

ミライステラスの持続可能な未来へ
ミライステラスでは、コミュニティの価値を最大限に活かすための独自の取り組みを展開しています。その一つが、共同購入のシステムです。これは単なる一般的な「共同購入」ではありません。ミライステラス会員から毎月頂戴している月額料金を資金源として、コミュニティ全体の利益となる必要なアイテムや資源を購入しています。
この取り組みの背景には、全ての会員が等しく高品質な道具や資材にアクセスできるようにするという理念があります。特定の肥料や種、さらには道具が壊れた際の新しい道具など、農作業に欠かせないアイテムについても、ミライステラスは会員のためにそれらを手に入れます。これにより、会員は必要な資材や道具を使用することで、より質の高い体験や学びを得ることができるのです。
この共同購入の取り組みは、ミライステラスのコミュニティが一丸となって質の高い経験を追求し、それを共有するための強力な手段として機能しています。私たちは、このようなシステムがミライステラスの持続的な成長と、会員同士の絆をさらに深化させる要因となっていると確信しています。
ミライステラス会員として、人と自然の共生を追求する新しい未来の一員となり、私たちと共に次世代に豊かな自然環境を継承しませんか?
「ミライステラス会員」参加者の声
〜 ほんの一部をご紹介 〜

★「家族で薪割り体験に参加し、言葉にならない景色に魅了されました。これからどうぞよろしくお願いします!」(佐世保在住 Tさん)
★「今日は、お友達(会員)のお誘いで時間も合ったので同行させて頂き、良い空気が吸えて、また、会員になれて本当に良かったです。
久し振りに草原の中で、土にも触れる事ができて"生きてる幸せ"を感じる事ができました(佐世保在住 Jさん)」
★「私の通う八百屋さんは 「八百屋には、いつも何でも揃っていると思われていて困る」とよく言います。天候などの影響により八百屋に入ってくるものがいつも違うのをわかって欲しいと。
自然にはなかなか太刀打ちできませんが、その中で生活していく事が大切だなという事をミライステラスさんから教えていただきました。
昨年佐世保に行き、とても良い所で大好きな場所になりましたミライステラスさんもその時に知り賛同させていただきました。また行った時にはぜひ伺わせてください!(東京在住 Aさん)」
活動写真
〜ミライステラスでの活動の様子をちょっとだけご紹介〜
農業研修会
たけのこ掘り
蜂蜜取り
収穫体験
泥リンピック
かまどで炊飯
企業理念
〜人と自然の調和のとれた世界を創る〜
私たちミライステラスが掲げる使命は、「人と自然の調和のとれた世界」を創出することです。日本の長い歴史の中で、私たちは常に自然とともに暮らしてきました。ところが、経済の急成長に伴い、森林の伐採や水質の汚染などの環境問題が増えてきました。この現状を鑑みて、令和の時代には、人と自然が共生する豊かな暮らしを再び取り戻すことが求められています。
私たちは、棚田を中心に「土からの収穫、食べる喜び、そしてその後の循環」の完全な自然サイクルを体験できるプログラムを提供しています。この活動を通じて、棚田の関係人口を増やし、人と自然が調和し共生する新しい世界の実現を目指しています。私たちの「自給自足のシェアリングエコノミー」やこれからの取り組みは、棚田のコミュニティと、その豊かな自然を次世代にも継承するためのものです。私たちは、真の意味で人と自然が共生する未来を目指して取り組んでいます。
会社概要
会社名 | 株式会社ミライステラス( MIRAI s TERRACE ) |
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代表者 | 代表取締役 社長 前田 晴郎 |
本社所在地 | 〒859-6203長崎県佐世保市鹿町町口ノ里491番地1 |
活動開始 | 2014年(平成26年)10月14日 |
設立 | 2022年(令和4年)3月28日 |
事業内容 | 自給自足のシェアリングエコノミー 農作物加工品の販売 |