棚田キッチン~kitchen Studio N~
これは素直な、私の心から出てくる思いです。
今の世の中、「自分が食べたい」「これなら安心して毎日食べても大丈夫」と思える食材や料理はほとんど売っていません。
これは永年、飲食業界に携わってきた自分がずっと感じてきたことです。
「安さ」のために無理をして食材を、人が作ると高くなり過ぎるから「人件費」を、「時間」を掛けるとコストが高くなるから「別の何か」で味を誤魔化したり、大切な何かを削った食品が溢れかえっています。
多くの方は「同じ形、同じ名前の商品」だったら「安い方」を選びます。
でも私から見れば「安いのには理由がある」し、「高い方は目に見えない部分にコストを払って真面目に作っている」場合がとても多く見受けられます。
「それは何処の誰が育てた農作物ですか?」
「それはいったいどうやって味を付けていますか?」
「それは一体何で、できていますか?」
「それはちゃんと時間を掛けて作った料理ですか?」
「それはどこの誰が作ったんですか?」
食べ物の世界は、お客様にはわからないような仕組みがとても多いのが現状です。まじめにやっている人たちが評価されないのは、おかしい。
これが私の原点です。だから「本当に良いモノを求めている方」に、手間ひまを掛けた「正直で正しい料理」を食べてほしい。そのため、申し訳ありませんが「凄く安く」はできません。
全て手作りで、じっくり時間を掛けて煮込んだり味を引き出したりするから「沢山」も「早く」もできません。
でも、生産者に、素材に、お客様に、誠実に向き合った結果です。
ご理解とご納得された方に召し上がって頂ければ幸いです。
シェフ 久保田 太一
創業60年、長崎の老舗レストランハルビン3代目オーナーシェフ。
料理を通して畑や牧場などの生産の現場に興味を持つと同時に、料理を取り巻く様々な問題点に疑問を抱くようになる。
レストランを営業する傍ら、様々な生産者達と関わりながら、県内の農作物ブランドの立ち上げ等を経験した。
その後実店を閉め、生産現場である農業の世界に飛び込む。
2022年4月、佐世保市鹿町町口ノ里に「棚田キッチン~kitchen Studio N~」を立ち上げる。
Kitchen Studio Nは(株)ミライステラスが運営する棚田の中にあるキッチンです。
私たちは自然NatureのNと、自然循環において生命の源となるアミノ酸などの構成要素である窒素のNを、そして自然循環の円と人とのご縁を料理という形でデザインし、私たちの料理が人と人、自然と人をつなげるそんな役割になれたら。
そのような想いからkitchen Studio N(エン)と名付けました。
お客様の声
長崎県在住 40代 男性
誰が食べてもおいしいと感じるものを作りつつも、分かる人には分かるマニアック要素も織り交ぜるセンスが秀逸。ただ「農作物をつくる・美味しいものをつくる」だけではなく、その先にある“棚田の絶景を未来に残したい”という想い。
料理に込められた“食べることは生きること”というメッセージ。そんな熱意が伝わってきます。
東京都在住 40代 女性
ある時から加工品は食べなくなっていたのですが、マニアックな久保田さんが作るものは間違いないと安心して購入しました。
余計な塩分が一切なく、優しいお味でうまみが凝縮されていて、とても美味しかったです!
長崎県在住 40代 女性
もうなんというか、大地の恵みカレーと言いたい滋味あふれる美味しさ。玉ねぎの甘みがギューッとつめ込まれた、これ毎日食べたら健康になりそう…。というお味。
しっかりスパイスが効きつつも、玉ねぎや他の野菜の甘みがじんわりと効いた、子どもからお年寄りまで全世代が美味しく食べれるスタンダードな味だと思います。初めて棚田キッチンさんでお買い物するならまず勧めたい逸品です。
長崎県在住 60代 女性
私は、ミライステラスの活動に賛同してお裾分けに参加させてもらいました。毎月一回、何が来るのかなと楽しみにしています。チーズケーキ、カレー、パテなどハルビンの味をまた味わえるチャンス巡り合うことができると思い、色々注文しました。無水のカレーは、野菜のスープが良く出てて、身体に優しい感じでとても美味しく食べています。
何度か注文させていただきました。パテにヴィネガーゼリーを添えて食べたら絶品で正にハルビンの味でした。味わえてとても嬉しかったです。