夏のアウトドア、日陰や夕方の涼しい時間になると必ず迫ってくる虫「蚊🦟」
みなさんは蚊にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
刺されたら痒い。見つけたら必ず始末する。パチーン!がなかなか当たらない。虫除けスプレーは必須アイテム。
などなど、できる限り遭遇したくない虫だと思います。
そんな蚊を本気で捕まえようとしている大人たちと繋がってしまいました。
蚊を捕まえる装置を開発したので、設置できる場所を探しています!
と知人の紹介より、Tanada-Parkに来ていただいたのは、長崎大学熱帯医学研究所の先生でした。
ん?蚊??????捕まえるって、蚊を???
最初は全く意味が分かりませんでしたが、先生の話を聞いて納得。
アフリカ等でマラリアなどの感染症を媒介する蚊🦟の研究をするために、蚊を捕獲する必要があるとのこと。
開発した蚊捕獲器で本当に蚊を捕まえることができるかの検証をしたいと言うことでした。
そう言うことならぜひこの自然豊かな鹿町棚田を使ってください!と言うことで協議をさせていただいた結果、10月の4日〜14日の10日間で装置を設置して蚊の捕獲実験を行ってもらいました‼️
この写真は、蚊が何時の時間帯に一番飛ぶのかを調査するために蚊帳を張った一定の大きさの中で、人(エサ役)が入りどのくらい寄ってくるのか、を日没から日の出まで1時間に一度 先生が採取して調べるというもの。
このご時世に体を張ったなんともアナログな研究です。
このやり方は、戦時中の日本兵が海外の感染症予防のために開発したやり方をそのまま採用しているとのこと。
先生は先生で、虫取りあみで捕まえた蚊を一匹一匹吸い取って容器に入れていく。
Tanada -Parkには、街中ではなかなか見かけない種類の蚊がたくさんいる!と言って喜んでいただきました。
このような、体を張った地道な研究が未来のノーベル賞につながっていくんだなと、感銘を受けました。
長崎大学熱帯医学研究所のみんさん。棚田の新しい可能性を見つけていただきありがとうございました!
またぜひ研究でもご利用ください!