土曜日は県立大学の大学生と佐世保独楽本舗さんが棚田に遊びにきてくれました!
大学から約30分で着く距離ではあるんですが、車を持っていない学生たちにとってはなかなかの距離。
佐世保にもこんなに景色が綺麗な場所があるんですね!と感動してくれました!
棚田に到着したら、まず足踏み脱穀機で農作業
おじいちゃんちに木製のがあったのは記憶にあるんですが、使ったことないです!という学生さん。
初めての足踏み脱穀機を体験。
最初は踏み方やタイミングがわからず苦戦していたものの、さすが大学生。
すぐに飲み込んで、体力の限り脱穀をやり続けてくれました!
2時間頑張ってもらっても300束くらいがやっと。
脱穀した籾を、唐箕にかけて風でゴミを飛ばすと、米袋2袋分。
約60kgくらいしか取れませんでした。
まーそんなもんですよね。
機械ってすごいなと改めて実感できる体験です。
この大変さを知ることで、「米一粒、無駄にしてはいけない」
という言い伝えの意味を本当に理解できるのではないでしょうか。
まさに食に感謝。
農作業後は、棚田キッチンのシェフがスパイスから作った、スパイスカレーで腹ごなし。
新米を釜戸で炊いて、極上のカレーを食す。
まさに至福。
アウトドアのカレーはなぜこんなに美味しいんだろうか。
その後ちょっと講演会に参加したとは夕日を見ながらチルタイム。
日本本土最西端の地のそばの棚田は、日本で一番最後に夕日が沈む場所。
九十九島の美しい風景と、シェフが作る白レバーのパテを頬張りワインを嗜む。
もうね。最高のチルタイムですよ。
陽が沈んだ後は、BBQタイム。
この日は、夕暮れから雨がぱらついていたので焚き火は無しで。
学生たちが取り組んでいる、佐世保市の伝統工芸「佐世保独楽」の普及活動や学生生活についての話を色々と聞かせてもらいました。
4年生で大変らしいけど、休学するという手もあるよね。といういたらない話をしながら盛り上がりました。
棚田を活用して、若者が集まり夢を語る。
今までにない、中山間地域の在り方ではないかな。
今回の学生キャンプを通して、世代を超えて棚田の魅力を発見できてきた気がします。
まだまだ課題はありますが、こんな形でもっと多くの若者が集う空間として棚田を活用し、耕作放棄地は開墾し、田んぼは保全する。
そして、ホタルやタガメがもっと生息しやすい美しい環境を取り戻す。
環境が美しくなると、人が集う。
というサイクルを作っていきたいと思いました。