みなさん、こんにちは!
棚田キッチン〜KitchenStudioN〜のシェフ、久保田です!
今日は花房和牛について書くのですが、その前に「肉のサカエヤ」さんをご存知ですか?
サカエヤさんのご主人の新保さんは、お肉好きの中では「神」の様な存在です。
NHK「プロフェッショナル」という番組があるのですが、令和の一番最初の放送はこの方の特集でした。
熟成肉やドライエイジングのパイオニアです。
その中でも真骨頂は、今まで価値を認められなかった経産牛などを「手当て」し、そのポテンシャルを最大限引き出す技術と哲学です。
命との距離感や接し方等、非常に繊細な部分まで想いを馳せながら日々の仕事をされていらっしゃいます。
あまりにも説明が長くなり過ぎるので割愛しますが、私も「神」と思っています。
料理人でもお付き合いできる方は少ないですし、生産者の中でも尊敬されるレジェンド的な方です。
花房和牛。
実はこちらのサカエヤさんに持っていって評価をして頂いたことがあります。
しかもブログの中でキチンと評価を頂いているのです。
https://www.omi-gyu.com/blog/?p=2775
この中で
「綾部畜産の花房和牛を知っている方はどれぐらいいるのだろうか・・・
おそらく皆無、誰も知らないだろう。
近江牛や松阪牛、神戸牛や宮崎牛に代表されるブランド和牛は、それはそれで価値があり、日本を代表するブランド和牛として世界的に評価されつつあるのだが、何度も言うが、格付けに味(おいしさ)は関係ないのだ。あくまでも見た目を評価する「ものさし」でしかないということを知っていただきたい。
A5だからどうのこうのは、売り手が売りたいがための手段であり、本来なら買い手側にはどうでもよいことなのだ。伝えたい相手に伝えたい価値を伝えていくことが、私たちがやらなければいけない正しい情報発信だと思う。」
https://www.omi-gyu.com/blog/?p=3343
「試食した感想は、お世辞なくおいしかった。だから感想に困ったのだ。おいしくなければ、理由をあれこれ言えるのだが、おいしい肉の感想はおいしいしか表現のしようがない。」
「幻の肉とか希少な肉とか、巷ではこのようなキャッコピーが溢れていますが、本来はこういう肉のことを言うんですよね。」
という最高の評価を頂いています。
それでも残念ですが、なかなか長崎では評価を頂けなかったのですが、やはりお肉好きの方は北海道からでも調べていらっしゃいますね笑
今回から花房和牛は年に1頭から2頭ぐらいのペースで生産して頂こうかと思っています。
完全特注です。
「唯一無二」
星を持っている方も買えません。
こればかりは生産者の綾部さんとの信頼関係であり、お金をいくら積んでも信用や信頼は買えないのです。
そしてこのお肉を棚田でBBQの時に塊で焼こうかと企画しています。
「本当に良いもの」を是非、多くの方に知って欲しいと思っています。
興味がある方は是非、一度食べてみて下さい。