過去の届いたメニュ―例(2023年11月)
このメニュー例は、過去にお届けした商品ラインナップです。
過去の料理一覧
花房和牛シリーズ
スープ
カレー・ハヤシ等
パスタソース・ペンネ
グラタン・リゾット・キッシュ
その他お惣菜
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デザート類
ミラテラ☆kitchenブログ 〜Kitchen_Studio_N〜
たまには難しい事を書いてみる。
これから書くのは私の独り言です。特に深い意味はありませんので悪しからず。
さて。最先端のビジネスの世界において農と食とは、大地からの分離と農業の工業化がメインストリームのようです。
今までの農業や食の世界は机上の経済学や数学的学問の視点だけで解き明かせるものではなく、台風や大雨、大雪や日照りによる雨不足など予測不可能な変数だらけの自然環境と密接に関わるが故に工業化と資本主義的な貨幣変換が未だに難しく、不安定ながらもやりくりして来た資本主義社会の現在でも、その業界は今でも未開の地です。
気候変動対策や動物倫理の観点から家畜を減らし、メタンなどの温室効果ガスの削減を達成しながらも安定的に食糧を獲得する技術として、土を使わず、LEDで紫外線をコントロールし植物を安定供給する植物工場、昆虫食という新天地を開拓し効率的に人間の生命を維持するのに必要な栄養素を得る挑戦、クリーンミートと呼ばれる食味を限りなく本物に近づける培養肉などが挙げられますが、それらは決定的に人間と大地を切り離し、旧来の人類が紡いできた歴史と文化を決別させ、同時に人間の管理下に起きやすい環境を整えた事により、資本主義化が急速に進行するように感じています。
その方向性については賛否両論ある筈なのですが、なぜか表向きには賛成の意見しか出て来ません。
そんな時、私はどうしても逆サイドを見て考えてしまうのです。
「自然」というのは有機的であり、それはみんなが大好きなオシャレで清潔なカフェのようなイメージとは全く異なります。「生きている」訳ですから、食物連鎖が常にグルグルと起きていて、食べる事と排泄する事と、生まれる事と、死ぬ事と、分解者が様々なニオイや物質を出しながらウネウネとしているバランスが取れたサイクルの状態の事です。その事をサステナブルと呼びます。
この「自然の営み」を考えた時、今起きている最先端の食の世界はアンコントラブルの領域を極力排除し、分業と細分化し、自分の掌の上で管理する小さな世界の領域を拡大しているようです。(書いててなんか全然サスティナブルとは程遠い世界な気がして気がしますw)
そこに今からAIの力がアクセラレートしてきます。理屈やデータを駆使して人類が自然を屈服させる時が来るのでしょう。(この場合は「切り取った世界」の自然を屈服させる、という事でしょうけど。)
しかしここまで世界の循環や理を細分化してしまうと、また人類は全体の相互作用を忘れてしまう気がします。それは自然への敬意や畏怖や感謝を忘れる事と等しい気がしてなりません。
最近マルクスが流行っていますけど、それとは逆行しているように感じるのは私だけでしょうか?
いやー。何か大切な原理原則を置き去りにしている気がするんですよね。
【価格変更のお知らせ】
お陰様で、棚田キッチンからの定期便〈シェフの気まぐれコース〉は当初の目標人数を達成し、設定しておりました定員を超えても尚、「入会したい」とのお声がけを頂き、お届け先が増え続けております。
本当にありがとうございます!!!!!
しかしながら、ほとんどの作業を私一人で行っている為もう少し人数が増えますとキャパが限界を迎えます。
そこで、今までは先行サービス価格で提供させて頂いておりましたが「6月以降の新規会員」より、サービスの維持・拡大の為に少しだけお値上げしようと思います。(それでも相場から致しますと、かなり安いです。)
【変更点】〈6月以降入会の方〉 月額 16,500円(送料込み・税込)
※〈5月末までに会員登録をされた方〉・〈既に会員の方〉に関しましては、 現在の「先行サービス価格(月額 12,500円)のまま」です。
これは、「最初期に1番不安で苦しい時を応援し、支えてくださった事に対する恩返しとお礼」です。そこに関しては全力で報いたいと思っています。
もちろん、6月以降に参加される方々にも同じ熱量で向き合う所存です。
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値上げの理由と致しましては、「原価の高騰」のような普通の理由での値上げではございません。あくまでも「少し適正価格に近づける」だけですので、何卒よろしくお願い致します。
母の日ギフト。
KitchenStudioNではイベント毎の通販になかなか手が回らないですが、ナチュラルエッグラボさんとコラボしたページから今回は【母の日ギフト】を購入できますので、宜しければ是非。
ナチュラルエッグラボの通販 -贈答平飼い卵- 平戸平飼い放牧卵itadaki 私たちは、卵を産んでくれる鶏達の「生き方」を一番に考えています。 自然豊 taberutokurasuto.com
もう既にご注文頂いている方々は、到着までもうしばらくお待ち下さいませ。それと大変良い事が1つ。
何度も購入されていらっしゃるお客様から大変嬉しいメッセージを頂戴致しました。益々美味しいものを作らなければ、と励みになっています。これからまた新しい商品も試作いたしますので、楽しみにして頂ければ幸いです。
今回は手短ですが、これにて。
今月のサブスク、クライマックスです。
花房和牛・バラ肉。今回は香味野菜と一緒に赤ワイン漬けにして下処理です。いつだって。そう、いつだってこの食材には畏怖と畏敬の念を禁じ得ない。1頭毎に個体差を認めながら牛肉を扱うとか変態の極みですよ。通常僕たち料理人は均一で画一的な食材を好みます。「ブレ」を嫌う。それが「普通」なのです。でもそれは生産現場を見ていない人間だからできる事。大量生産・大量消費の為せる業。そのレールとは全く異なる存在。この1頭を出して貰うために通常とは異なる工程と手間をとらせてしまっている事。「普通では無い事」を普通にこなして頂いている事。この価値を理解して楽しみに待っている方々がいる事。それら全てに応えたい。全ての食材に仕事のドラマがあって、人の人生が、想いが乗っている。それ故に僕はいつでも「挑戦者」の気持ちで料理ができる。
明日の仕上げが緊張するわ〜。
扁桃炎。
生まれて初めてなったかも知れません。金曜日の夜に体が動かないので「いい加減疲れが溜まってきたんだろう」と思ってガッツリ寝るつもりが、翌朝なんと体を起こせないという事態。発熱(正確には体温計まで辿り着けなかったが多分発熱していた)・頭痛・咽喉の痛み・全身筋肉痛・節々の痛み。咳以外コンプリートで土曜日という間の悪さ。諸症状を調べながら総合すると「扁桃炎」がピッタリでした。しかし初めて知ったのですが扁桃炎って若い人がなるんですね。それを知ってガッツポーズを取る私は確実にオッサンなのでしょう。SNSでメッセージを下さった方々には感謝申し上げます。まぁ、こんなことでも無い限り私は休まないですからねwそれにしても食べ物どころか唾液を飲み込む事すら難しいとは思ってもいませんでした。こういう事は当事者にならないと分からないものですね。そして健康体の有り難みを再確認。(何度も確認済みの筈なのに汗)そろそろ無理が効かないお年頃なんですかねぇ。。。
サブスクの文章を書いてます。
サブスクのお手紙って結構長文なんで2〜3日かかります。まぁ内容は料理が中心ですが、私が持っているノウハウも書いているので有料級の内容になっています。普通は数年かけて辿り着くこともサラサラと書いているので読みたい方はサブスク登録して頂ければと思います。さてさて。最近農家界隈で噂になっている事がある「フードロス」。「規格外品を捨てるのは勿体無いから安く、もしくは無料でください!勿体無い!!」という運動。
これって結構ズレているんですよね。まず農家さんの正規品が適正価格で売れなくなると、日本の農業自体が衰退します。これは小学生でもわかる事です。そして規格外品を畑に戻す行為。これは肥料になって循環するからリサイクルなんですよ。フードロスにはならないんですよね。この辺の認識って一般消費者と生産者ではかなり異なるように感じます。ちなみに1番のフードロスは飲食業界が出していると思いますよ?「サステナブル!」とか言いながらピッカピカのオシャレなカフェっぽいお店で紙のストローを使ってドリンクを提供していいことしてる気分になっている企業さんとか見てたらズッコケそうになります。サステナブルとはツルツルピカピカな現代的な清潔感などではなく、もっとグチャグチャで荒々しく、皮がムケてて、中身が飛び出してて、臭気を発していて、汁が漏れてて、賑やかに虫が集ってて、グロテスクなネチャネチャのドロドロなモノで、生産者、消費者、分解者がグルグルとサイクルを無理なく回している状態こそがサステナブルなはずです。うまく回っている状態はまるで一種の生命のように秩序と規則を持って蠢いて自動的に安定していきます。実際、うちの畑でぼかしを作っている時にも虫がワンサワンサ大量発生していますが、これこそがサスティナブルな営みなのだと思います。生ゴミもその気になれば山に撒いておけば還るものは還ります。自然が持つエコシステムは人間の想像を超えています。自分も事故か何かで山の中で死んだら結構なスピードで分解されて星の一部に還るんだろうなぁ、とバイクで走っている時に考えたりもします。その工程を経て微生物が有機物を分解し窒素を供給するわけじゃないですか。この工程は都会のギャルやOLが見たら卒倒する光景でしょう。
この1番の基礎になる生産の礎を知っていればレストランなどは全くサステナブルな存在ではなく、野菜を作るわけでも獣を肉にするわけでもなく、注文はメール一本でトラックが遠くから運んできて、ガスを燃やし、電気を使い、生ゴミはゴミ箱に入れて化石燃料で燃やし、対価として貨幣だけを得ているサステナブルとは対極にある存在な訳です。
サステナブルな食環境サイクルとは何かを考えれば、飲食業界に存在意義はありません。フードロスも同じ事とすぐに気付くはずです。つまりフードロス問題を語るなら飲食業界を対象にして、山や畑で循環を体感すればサスティナブルな社会への解決策が生まれてくると思っています。この辺を抜きにサスティナブルを語るからズレるんですよねぇ。。
本日のスイーツ会は雨天中止でした。
見事に雨でしたね。しかもよく降りました。ま。春ですし。山の天気はよく変わりますからね。ゴリっとスイーツを放出したいんですけどね〜。なかなかゴリっとさせてもらえませんね〜。そうそう、来月のサブスクなのですが花房和牛をガツンと出そうかと思います。来月登録する人は超ラッキーですよ。確実に2万円分は超えるはずなので。(目標3万円分ぐらい入れたい)いいですね〜。久々に容赦無く盛り込んでみましょうかね〜。新しい企画も進んでますし。こちらはもうチョイしたら公開しましょうかね。ではでは!
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