自己紹介①

初めまして。久保田太一と申します。
自分は長崎市内にあったロシア料理専門店レストランハルビンというお店の3代目です。
創業60年の節目に実店舗を閉じ、色々見て回る事にしました。

元々は高校を卒業し、東京の調理師専門学校に進み、いくつかのホテルのレストランや街場の現場を経験して長崎に戻ってきました。

それから実家のお店に入りホールから料理長まで経験するのですが、私が一番興味を惹いたのは「野菜」と「肉」でした。

最初に野菜では「種」や「無農薬」「自然農法」というワードに出逢います。
「食」の分野でも言語やスキルや世界が、「調理の現場」と「生産の現場」では全然違うんです。
現場で一体何が起きているのか?
聞く人によって答えもまるで違う。タネの話も農薬の話も全然違う。
一体どうすりゃいいの??
そんなことを思っていた時に
「無農薬の山があって、そこで合鴨農法をやっているんだけど、レシピ開発をやってみない?」
というお誘いを受けました。
合鴨農法のビジネスモデルは
「お米と鴨が売れて初めてトントンだが、合鴨は普通お肉屋さんに置いていない。なので加工して食べ易いレシピを開発して販路を開きたい」
との事でした。
自分はずっと引きこもって仕事をしていたので初めてフィールドワークをした瞬間でした。


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