自己紹介はこの章で最後にしようと思います。
なかなかまとまらない文章の上に細かい事が全然書けませんでしたが、追々小出しで書こうかと思います。
他にも色んなチャレンジをしてきましたが、やはり自分の中で一番大きなウェイトを占めるのは「経産牛」「花房和牛」であり、それを基準として野菜や他の畜産等も見ています。
生物は大まかに同じ法則の上に成り立っていて、原理原則から外れる事は無いからです。
今現在、花房和牛は年産1頭のみで、完全に私しか購入できない形になっています。(ミシュランの星を持っていようが何だろうが買えない状況です。)
しかしそれは、「地産地消」を盾にして安く買い叩いたり、「経産牛だから安くしろ」とか「見当違いの要求」に対し「NO」と言い続け、周りがアウェイの時から応援してたからと思っています。
ブームが始まってから便乗してくる人は多いですが、リスクを取って苦難や苦境を一緒に乗り越えて来たから築ける信頼関係があると思うのです。
料理人にとって「唯一無二の食材」というのは喉から手が出るほど欲しいものです。
しかしそれは間違い無く、人間同士の信頼関係でしか無く、一朝一夕でできるものでもありません。
結局、食材も料理も「人」なんです。
「人」が何かの「思想」を乗せて「何か」を生み出しているのです。
それは人生の物語があり、そこに共鳴する人達が寄って来て、価値観を共有して行くのです。
これから経産牛ブームが始まります。
恐らく花房和牛は日本の経産牛のパイオニアの一つになるでしょう。
10年以上の年月が掛かりましたが、ようやくやっと花が咲くかなと感じています。
興味がある方は是非一度、この花房和牛を食べて頂きたいです。
「食べる事」「命を頂く事」「命の循環」「本当の美味しさ」などなど、たくさんの学びと気付きと発見があると思いますよ。