過去の届いたメニュ―例(2023年11月)
このメニュー例は、過去にお届けした商品ラインナップです。
過去の料理一覧
花房和牛シリーズ
スープ
カレー・ハヤシ等
パスタソース・ペンネ
グラタン・リゾット・キッシュ
その他お惣菜
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デザート類
ミラテラ☆ブログ
伝統に触れる①しめ縄作り
2023年1月15日新年に入り、今年は私たちが残していきたいと言っている地域の伝統行事を記録していこうとyoutubeでの配信を始めました。
今回は毎年1月15日に、棚田がある「口の里地域」の1年間の安全を願う祈祷式に使用するしめ縄を作りました。
このしめ縄、稲わらではなく、名切というカヤに似た細長い葉っぱで作ります。
この葉っぱ、元々は菜切と書き、昔は包丁のように使われてたような、野菜が切れるくらい鋭い刃を持っています。
切れ味がいいから、邪を払う効力が高いと思われていたんじゃないか?というのが住職さんの話。
これを素手で縄にするんです。正気じゃねえ。
これを習ってきました。
しめ縄のぬい方
①葉っぱのお尻を揃える。②一本長く取り出しグルグル束ねる。③足で縄のお尻を抑える。④手でよりをかけながら反時計方向にぬう。⑤50cmくらい作ったら、飾りを入れる。⑥飾りから5か7個目のよりに飾りを挟む。⑦飾りは3本入れる。⑧ひとひろ(約1.5m)くらいしめ縄を作る。
ざっとこんな感じです。
これを後日祈願してもらって、地域の海沿い山沿い12ヶ所に杭を打ちつけて結界を張り、民間一軒一軒の玄関先に飾る。
というのがこの地域の慣わし。
かれこれ300年以上。江戸時代後期からはすでに始まった文化ということです。
こういうものをもっと大切にしながら発信していきたいものです。
子供たちと門松作り🎍
私たちが活動する佐世保市鹿町町。日本本土最西端が近くにあるこの地域には、今はなくなりつつある日本の古き良き文化がまだまだ根付いています。
しかし、人口流出・高齢化は日本トッポクラス。この文化を守り伝えてくれている地域の方も高齢化が進み、子供達に教える元気が無くなって来たようです。
以前は地域の方々率先して指導されていた門松作り🎍を今年からミライステラスで教えたいな!と前田の母校でもある鹿町小学校の放課後子供教室の方と一緒に門松作り体験を実施。
全校生徒100名程度の鹿町小学校の児童が15名ほど集まってくれました!
門松に必要な縁起物の松・竹・梅をはじめ、「難を転じる」という意味を持つ「ナンテン」、鹿町周辺地区で昔から飾り付けられていて飾る姿が鶴の羽のように見える「鶴柴」を私たちの棚田から収穫して来ました。
門松は縁起物を飾り、年神様をお出迎えするんだよと簡単に門松のお話を紹介。子供たちは竹の長さをノコギリ🪚で調節したり、切り口をヤスリで磨いたり、装飾を飾り付けたりと各々楽しそうに手を動かしてくれました😆
また、保護者の方が水引の結び方を子供たちに教えてくれたおかげで、とても素敵な門松🎍が完成。
途中、通りかかる地域のじいちゃんたちが、子供たちに声をかけたり、立派な梅の枝を飾りに使ってと持ってきたり。
地域の暖かさが溢れる会となりました。
完成した門松はきっと子供たちのお家に置かれて、素敵な新年を迎えてくれる事でしょう。
来年は棚田でも門松作りをやりたいな!と思いました!!
小学生の環境インタビュー
佐世保市では「地域の環境活動を子どもたちに知ってもらおう」と子ども環境インタビューを小学校で行われていて、わたしたちミライステラスの取り組みも佐世保の子どもたちに知ってもらいたい。という要請を頂きました。
小学4年生と5年生の児童たちがミライステラスのHPを見て、自分達が今学校で調べている環境活動に付随した質問や、自分達の興味があることを質問してきてくれました。
4年生の子たちからは○育てた野菜の食べないところはどうしていますか?○水を節約するために、どんな工夫をしていますか?○自然を守るために、どういう工夫をしていますか?○なぜミライステラスという名前なんですか?
5年生からは○どうして昔の文化を次の世代に引き継ごうと思ったのですか?○生き物を守り、自然を豊かにするために何をしていますか?○ミライステラスの自然環境が毎年改善しているのはなぜですか?○どうして故郷の美しい棚田を未来へ残していきたいと思ったのですか?○SDGsの取り組みの中で、何を一番行っていますか?
となかなか口頭だけでは応えにくい質問をたくさん頂きました。がなんとかお話しさせていただきました。
こども環境インタビューは元々「地域の事業者さんの環境活動への取り組みを、地域の子どもたちが聴く」というのが前提でしたが、コロナ禍を受けてzoomで地域外の事業者の取り組みも聞くことができるようになったので今のような体勢に変化したようです。
子どもたちが一生懸命に調べて、考えて、質問してという一途さを感じました。
zoomで話をするだけではなかなか伝わらない所もあるように感じたので、子どもたちには棚田にきてもらって、少し農作業を経験して、5感全てを使い自然環境を感じて学んで欲しいなと思った次第です。
この子たちが少しでも実体験を持って、身近な環境のこと、日本のこと、世界のこと、地球のことに本気で目を向けるようになって欲しいな。そうしたら、自然環境を考える同士が増えてくれそうだ!
ぜひ棚田で遊んで環境の勉強をしましょう!
初めての狩猟見学
今朝友人の猟師さんから、鹿がかかったから見に来ませんか?と突然の電話をいただきました。急いで支度をして、現場に急行。
棚田パークから車で5分ほど。電話ではこの辺って言ってたよなーと山道を走ります。すると、木の枝にピラピラと狩猟の罠を設置しているお知らせをしている札を発見。札を見ると、友人の名前が。この辺だなーと見渡してみると、いました。
こっちをジッと見ている鹿ちゃん。
そこに道具を持ってきた猟師さん登場。鹿がじっと見ながら、近づくたびに暴れ回っています。
鹿が暴れ回り、コケた時に急いで後ろ足をキャッチ。暴れ回る鹿に近づき、後ろ足で蹴られて怪我することが多いので注意して転がすようにしています。ということ。
足をキャッチしたら、紐で動けないように縛っていきます。後足、前足をしっかり固定して、前足と後足を交差して動きを完全に止めます。
身体の固定が終わったら、車で運んで屠殺場へ移動します。移動時に鹿が驚かないように、視覚からの情報を切るため目隠しをします。
その後車に運び込み、屠殺場に運んでいきます。
ここでちょっと一息。どういうポイントに罠を仕掛けるか、どうやって獣道を見分けるかをちょっとだけ説明してもらいました。まだまだ狩猟を始めて3年で、冬場の狩猟しか行っていないためなかなか思うように経験が積めていないけど、少しずつでもうまくなりたいという意気込みを話していただきました。
一息ついたらすぐに処理場へ移動。処理の様子は別にnoteを書こうと思います!動画で撮影しているので、どうやってyoutubeに上げようかな検討中です。
小学生と焼き芋🍠
11/22に地元鹿町小学校の1・2年生の焼き芋の授業のお手伝いをしてきました!
母校の鹿町小学校先日は川の授業をさせてもらった時に来て以来です。小学生は毎年地元の方の協力でサツマイモ🍠を植えて収穫をするという
地域の友人と火おこしをして子供たちを待ちます。
火がいい感じに起きたら上にドラム缶の半割れを乗せ、子供たちが濡れ新聞とアルミホイルに包んだ芋🍠を敷き詰めていきます。
いい感じに芋🍠が焼けて来たところで、お昼ご飯を食べた子供達が集合。
お芋もいい感じに焼き上がりました!
お芋が全員に行き渡ったら、先生の合図で匂いを嗅いでみたり、触った柔らかさを感じたり、熱さを感じたり、五感を使った学びを子供達に提供。
そのあと、半分に割っていただきます。
皮も食べれるから、食べてみてね。
など芋を食べるだけでも感動体験があることを子供達に伝えている姿は、さすが先生だなと感銘を受けました。
今回、児童や先生たちから学んだものを棚田でも活かして行きたいと思います。
高校生と自給自足のシェアリング!
今回は佐世保西高校の2年生が総合的探求の時間という授業で遊びに来てくれました!
生物や農業に興味がある生徒が多いです。と事前に伺っていたので、今回のテーマは「農業と微生物の関係性」で内容を組み立ててみました!
鹿町棚田に集合してもらい、まずはご挨拶。ミライステラスが行なっている自給自足のシェアリングについて、どういう思いでどんなことをやっているのか。というお話をさせていただきました。生徒さんたちも緊張しながらでしたが、真剣に話を聞いてくれた!
挨拶が終わったら、農作業体験
今回の内容は玉ねぎを植えよう!ちょうど玉ねぎの苗を500本用意していて植え付けの時期だったので手伝ってもらいました。1人でやると5時間かかる作業も、11人いれば30分で終わる。僕たちが提案している農作業は、いい汗かいたね!楽しかった!で終わるくらい!これが自給自足!今回の植え付けは、75cm幅の畝を作って両サイドに玉ねぎ。真ん中にミックス野菜を植えて混成栽培に挑戦。
新たな土づくりの手法を生徒たちに紹介しながら実践してみました!
玉ねぎを植えた後は、微生物の働き知ってもらうためのボカシ肥料づくり実践。棚田で収穫された「米ぬか」と目の前の海から穫れる「いりこ」を原料に、栄養成分や、有機物から植物の栄養になるまでにどう言った菌が働いて、どのようなカタチに変わるかを説明。
高校生たちは真剣に取り組んでくれました。
肥料の話を聞いた後は、植物の成長を見るために畑へ。
育っていた大根や小松菜などの収穫を。
最初緊張していた生徒たちも、最高に楽しんだ笑顔を向けてくれるようになりました!
こういう取り組みを続けることで、地元の子どもたちに、「地元の魅力」を伝えていきたいなと思います!
棚田で憧れの二毛作
棚田で稲作を行って20年。本格的に始めて9年目。今まで冬の時期は寝かせていた田んぼ。
中学生時代に二毛作の話を知りつつ、実践したことがなかった。
今年から多くの人が棚田に関わってくれるようになったり、農産加工場を作ったりする中で、玉ねぎが大量に欲しいという話が出てきました。
これは!憧れの二毛作のチャンスでは!
ということで、稲作が終わった後に早速玉ねぎの準備。土づくりが終わる前に苗が届いてしまったので、土に埋めてちょっと待機してもらってます。。
そして土づくり。田んぼでの玉ねぎ栽培は初めてなので、カルシウム分が足りない気がしました。植物の成長過程で、カルシウムは細胞壁の構成成分で細胞と細胞を強く結合させてくれています。また、植物の成長過程で発生する有機酸を中和して細胞液を中性に保つという働きも担っています。
そのためカルシウムが不足すると、細胞壁が弱くなり、破れて細胞液が漏れ出す、腐敗の状態になってしまいます。
そこで、pHはちょうど良かったですが、カルシウム分をプラスするという意味で、軽く有機石灰を撒きました。
本来は、石灰を入れたら撹拌して2週間くらい期間をおいた方がいいですが、今回はそのまま牛糞堆肥150kgと油粕を20kgまいときました。
足りない分は追肥で補います。
植え付けはもうちょっとしてから!乞うご期待!
石器作り講演会参加
佐世保市吉井町にある福井洞穴ミュージアムで山形県埋蔵文化財センターの大場先生による講演会が開催されました。
講演会場に入ると石器類がお出迎えしてくれました!もう、これだけで感動。
大場先生による技術学・動作連鎖の視点で石器を見るという先史社会学という観点での講話。 縄文の人々が「どのように何を考えて生きてきたのか」という思いが、石器の作り方にも見ることができるという。
講話が終了し、実際に黒曜石を使って石器を作る実践も見せていただきました。石器はどのように使いたいかの用途によって、作るための道具が異なってくる。大きい黒曜石を割って良い感じのサイズにするのには、重量があって硬い丸いし。ナイフや槍のような大きさを作るには、柔らかさがある石。矢尻のように小さく薄いものを作るには、鹿の角。叩く位置や、叩き方・押し方・圧力の掛け方でさまざまな形に石が変形していく。
用途に合わせてさまざまな道具を使い分ける方法が、縄文時代にはすでに存在していて、材料や形が変わりながら、現代まで1万年以上の歴史を脈々と受け継いでいることに感動。日本国内でも最古級の歴史を誇る福井洞穴。鹿町棚田もご近所さんで、同じような時代の遺跡も残っているので、色々と学べました。
こういう歴史的な背景をもとに、棚田での取り組みも行っていきたいなと改めて思う機会になりました。今回はスケジュールの都合で途中までしか参加できませんでしたが、次回は必ず再舎から最後まで、また大場先生とも直接お話しさせていただきたいと思います。
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